公務員志望から水インフラのプロへ。専門知識ゼロだった私が現場責任者になれた理由
全国約1,400か所の上下水道施設で運営管理を担っている株式会社ウォーターエージェンシーに、新卒社員として入社したKさんにインタビュー。水インフラの仕事に出会ったきっかけや、入社後に感じた課題や仕事のやりがい、そしてこれからのキャリアプランについてもお話を伺いました。
栃木オペレーションセンターに所属し、入社4年目で現場責任者に抜擢されたKさん。文系出身ながら地道な努力を重ね、水インフラのエンジニア職で着実に実績を積み上げてきたこれまでのキャリアと、仕事に対する誠実な想いについてお話を伺っています。
公務員志望から水インフラ業界へ
――まずは、どのような学生時代だったか教えてください。
大学では経済学部に所属し、社会保障や国家財政といった分野を専攻していました。学業以外では、地元の個人経営のラーメン店でホールやキッチンとして働いたり、大学があった市が募集していた障害者の方の介護ボランティアに携わったりしていました。
サークル活動では高校から続けていたバドミントンに打ち込むなど、振り返れば常に誰かと関わり、コミュニケーションを大切にしていた学生時代だったように思います
――就職活動の経緯について教えてください。
実は、当初は公務員を目指していました。国家一般職や専門職などを検討していたのですが、なかなか思うように進まず、進路に迷いが生じていた時期があったんです。そんな時、大学のキャリア支援の先生に相談したところ、「公共性が高い仕事をしたいのであれば、インフラを支える民間企業という選択肢も考えてみてはどうか」とアドバイスをいただきました。
そこでインフラ業界について調べていくうちに、日本の水インフラのレベルが世界的に見ても非常に高い水準にあることや、電気やガスといった輸入エネルギーに頼る分野に比べて、水は国内の資源で管理・完結できる強みがあることを知りました。そういった理由で、水インフラ業界の会社を探すようになりました。
――ウォーターエージェンシーに入社した理由を教えてください。
そもそも私が、一つの会社で長く働いて着実にスキルを極めたいという考えを持っていたので、平均勤続年数が長くて安定した環境がありそうなウォーターエージェンシーに決めました。
新潟出身なのですが勤務場所の希望は特になく、「必要とされる場所で経験を積みたい」と考えていたので、施設が豊富にある栃木県で働くことになりました。
エンジニアとしての知識を身につけられたきっかけ
――実際に入社してみて、現場の印象はいかがでしたか。
正直なところ、入社前は下水処理施設に対して「少し汚い、臭いがある場所なのかな」という先入観を持っていました。しかし、最初に配属された栃木県の現場で、すぐにそのイメージは一変しました。施設内は想像以上にきれいに保たれており、臭気対策も徹底されていたんです。
仕事の内容についても、ただ水をきれいにするだけでなく、メーカーによって異なる多種多様な機械を扱い、自治体との契約に基づいた緻密な運用が求められることを知りました。
覚えることは山積みでしたが、施設ごとに異なる機械の特性や機能を知れたことは、私にとって非常に有意義な経験でした。
――社内の人間関係はいかがですか。
現在は、自分より年齢がひと回り以上離れた先輩方と仕事をしているのですが、非常に風通しが良く、仕事の相談もしやすい良好な人間関係が築けています。
実を言うと、初めについてくれた上司が結構厳しい方で、最初はがんばって仕事を覚えていました。今振り返ると、あの経験が今の土台になっていますが、当時は必死でしたね。
――文系の出身ですが、技術習得に不安はありましたか。
やはり最初は、電気や機械や水質といった知識が皆無だったので、非常にとっつきづらさを感じました。学生時代に触れていれば、もっと早く仕事を理解できたはず、とは思います。
ただ、年齢の近い先輩社員から「下水道技術検定3種」という資格の取得を勧められたことが、良いきっかけになりました。個人的に、学生時代から公務員試験の勉強を続けてきた習慣があったため、コツコツと資格の勉強をするのは得意だったんです。それからは資格勉強をしながら業務の知識を深めていきました。
現場責任者としてのプレッシャーとやりがい

――現在はどのようなお仕事をされているのですか。
入社4年目の冬から、農業集落排水処理施設の現場責任者を任されています。施設の維持管理だけでなく、発注者である自治体との調整、協力企業への手配、そして事務作業まで、一つの現場を丸ごと管理する立場です。
担当しているのは小規模な施設が点在するエリアで、社員は私一人ですが、協力企業の方々と連携して管理を行っています。自分一人の判断が施設の稼働、ひいては地域の皆さんの生活に直結するためプレッシャーは大きいですが、予算管理や収益率、ステークホルダーとの関係構築など、経営に近い視点を持って業務に取り組めることに大きなやりがいを感じています。
――夜間や休日のアラート対応など、大変な場面も多いと伺いました。
そうですね。特に大雨や台風のシーズン、あるいは栃木県で多い雷による停電の際は、夜間や休日を問わず頻繁に警報が鳴ります。
慣れるまでは大変さもありましたが、今は責任者という立場もありますし「どんなに熟睡していても、携帯が鳴ったらパッと起きて行動できる」という体質になってきました。もちろん対応するシーズンは限られますし、普段は残業もなく働きやすい環境です。
資格取得は「年に1つずつ」自身の付加価値を高める挑戦
――先ほども話しに出ましたが、資格取得にも非常に意欲的なんですよね。
はい。「1年に1つは新しい資格を取得する」ことを目標に掲げています。これまでに「下水道技術検定3種」「第2種電気工事士」「浄化槽管理士」を取得しました。昨年は「第1種電気工事士」の試験にも合格し、現在は実務経験を積みつつ、さらに高度な「電験3種(第三種電気主任技術者試験)」の勉強を継続中です。
会社が資格手当を出してくれることはモチベーションになりますし、何より会社が推奨している資格=今後の業務で確実に役立つスキルという指標になります。自分自身の付加価値を高め、活躍の幅を広げるためにも、今後も資格取得に取り組んでいきたいです。
――将来のビジョンについて教えてください。
まずは今の現場で「お前に任せておけば安心だ」と言っていただけるよう、実務経験をさらに深めていきたいです。もっと先で言うと、将来的には本社の管理部門や営業系の仕事など、これまでとは違う業務にも携わってみたいと考えています。
安定した基盤の上で、自らを磨き続けたい人へ
――どのような人が、ウォーターエージェンシーに向いていると思いますか?
弊社は平均勤続年数が長く、一つの会社で長く腰を据えてキャリアを築きたいという、私のような考え方を持っている人には非常に適した環境だと思います。社会情勢が不安定な中でも水インフラは決してなくなることがなく、業績も安定しているため、将来の不安が少ないのも強みです。
――最後に、就職活動中の学生さんへメッセージをお願いします。
私のように文系出身であっても、入社後に自ら前向きに知識を吸収していく気持ちがあれば、必ず道は開けます。派手な仕事ではありませんが、誰かの生活を陰で支える誇りを感じられる仕事ですし、少しでも興味を持ってくれたら、ぜひ一度チャレンジしてみてほしいです。
会社が指定する対象資格を取得すると給与に手当が加算され、支給上限も設定されていません。さらに「電気主任技術者」などの難関資格を目指す意欲的な社員には、専門部署がリモート研修等を行うなど、モチベーションを保ちながら専門スキルを磨ける環境が整っています。現在、ウォーターエージェンシー(WA)は全国の拠点で幅広く人材を募集しているので、興味を持った方はぜひ採用情報をチェックしてみてください!
ウォーターエージェンシー
プロになれる!
勤務地は全国39都道府県
ウォーターエージェンシー(WA)は、1953年の創業から70年以上にわたり水インフラ施設を維持管理してきた、日本の水インフラ業界を代表する企業です。同社による水インフラの維持管理事業である水マネジメントは、地域特性への対応や多種多様な施設と設備の管理に適応することができ、全国39都道府県で1,400か所の施設を運営しています。
また、WAでは文系理系不問の採用方針を掲げており、各種資格の取得サポートや、月間平均残業3.7時間、平均勤続年数21.0年と、未経験者でも長く安定して活躍できる環境づくりを行っています。
(https://water-agency.com/)
