文系出身者でもインフラ業界で活躍できる?
理系のイメージが強いインフラ業界ですが、実際には文系出身者も活躍していることをご存知でしょうか?本記事では、文系出身者がインフラ業界で活かせるスキルや具体的な仕事内容、未経験でも挑戦しやすい職種について解説します。
インフラ業界における文系出身者の主な仕事内容
ここでは、インフラ全般に共通する職種を押さえつつ、理解しやすいように水インフラを例に文系出身者が担う代表的な仕事を3つに分けて解説します。
企画・事務・バックオフィス業務
インフラ企業の組織運営を根底から支える重要な役割を担うのが、「総務・人事・経理・法務・企画」などのバックオフィス業務です。中長期的な事業計画の策定や、数億円規模の予算管理などを担当します。
水インフラの現場では、委託運転に関する契約や書類の整備、法令に沿った社内体制づくりなどを実施。これらの業務は理系の知識よりも、法令理解や正確な事務処理能力が問われるため、ルールに沿って実務を進められる文系出身者が活躍しやすい領域です。
営業・顧客対応・窓口業務
顧客と直接関わり、技術と顧客ニーズをマッチさせる架け橋となるのが「営業・窓口業務」です。水インフラの領域では、自治体(上下水道局の担当者)や施設管理者などを相手に、運転・点検などの委託業務に関する相談対応や、課題のヒアリング、提案内容の整理と社内調整などを実施。
専門的な技術設計は社内のエンジニアが担当するため、営業には理系の知識よりも対話力が求められます。相手の要望を引き出し、手続きなどをわかりやすく案内する等、文系で培ったコミュニケーションスキルが存分に活かせる仕事です。
維持管理
設備を安定して動かし続けるために欠かせない現場仕事です。水インフラの領域では、浄水場や下水処理場などの施設において、中央操作室でのモニター監視や、施設内の定期的な巡回点検、機器の状態確認などを行います。
「現場=理系の専門知識が必須」と思われがちですが、維持管理業務は手順や確認項目が基本的にマニュアル化されているのが特徴です。チーム体制と教育を通じて段階的に学べるため、ルールに沿って丁寧に確認・報告ができる文系出身者と相性が良いでしょう。
【PICK UP】インフラ業界で活躍中の文系出身者インタビュー
文理不問で活躍できる「水エンジニア」として、水インフラ業界で活躍中の文系出身者にインタビューをしています。ぜひ参考にしてみてください。
栃木オペレーションセンターに所属し、入社4年目で現場責任者に抜擢されたKさん。文系出身ながら地道な努力を重ね、水インフラのエンジニア職で着実に実績を積み上げてきたこれまでのキャリアと、仕事に対する誠実な想いについてお話を伺っています。
「入り口」を担う
大学では経営学を学び、ワークライフバランスを重視して就職活動をしていたYさん。現在は、地元の大阪で重要な入札業務を担っています。文系出身のYさんがなぜこの業界を選び、現在どのように働いているのか、その等身大のキャリアに迫ります。
インフラ業界で活かせる文系出身者のスキル・適性
技術的な専門知識がなくても、文系出身者ならではの特性が評価される場面は多々存在します。インフラ業界で活かせる文系出身者のスキルや適性を3つのポイントに分けて見ていきましょう。
人と人をつなげるコミュニケーション能力
インフラ業界の仕事は、決して一人で完結するものではありません。社内の技術者を起点として、行政の担当者や地域住民、資材を運ぶ協力会社など、立場の異なる多くの人々と連携してプロジェクトを進める必要があります。そのため、相手の意図を正確に汲み取る力が必要です。
関係者と円滑に業務を進める対人能力に自信のある文系出身者は、現場で重宝されるでしょう。
「誰かの役に立ちたい」という感性
インフラ業界の仕事は、華やかな表舞台というよりも、人々の当たり前の生活を裏側から支える側面が強い傾向にあります。そのため、利益追求だけでなく、「誰かの役に立ちたい」という文系出身者に多い感性が重要です。
日々の地道な業務の先にある社会的意義を感じ取ることが、長く働き続ける秘訣でもあります。
新しい知識を素直に取り入れる適応力
毎年の法改正や新しい安全基準の導入、IoTを用いたデジタル化などによって、インフラ業界は常に変化を続けています。
入社時点で専門知識を持ち合わせていなくても、新しい業務知識をイチから素直に学習して吸収する姿勢があれば問題ありません。変化を前向きに捉える適応力を持つ文系出身者なら、ポテンシャルを高く評価されやすい傾向にあります。
文系出身者がインフラ業界で働くメリット
文系出身者がインフラ業界をキャリアの舞台に選ぶことで得られる3つのメリットを解説します。
仕事としての安定性が高い
業績が比較的安定しており、リストラリスクも低い傾向にあるのがメリットです。電気・ガス・水道などの生活系インフラは、人々の生活に必要不可欠であるため、景気の波に左右されにくい特徴があります。
企業によっては手厚い家賃補助や家族手当が整備されているケースも珍しくありません。ライフステージが変わっても、一つの企業で長く安心してキャリアを築きやすい労働環境が整っています。
社会貢献を日々実感できる
自分の関わる業務が、何万人、何十万人という人々の当たり前の生活に直結している実感を得られることがメリットです。
台風や地震といった万が一の災害復旧時には、地域の方々から直接感謝の言葉をいただけることもあります。数字や利益だけを追い求める仕事では得られない、深いやりがいと誇りを持って働ける環境と言えるでしょう。
専門知識が身について市場価値が高まる
日々の業務や研修を通じて手に職をつけられ、インフラ業界特有の専門知識や関連法令に精通した人材へと成長できます。
企業の支援を受けながら国家資格を取得するチャンスも豊富です。一度身につけた専門性は一生モノのキャリアとなり、自分自身の市場価値を高められるでしょう。
文系出身者には水インフラ領域の維持管理がおすすめ
文系出身者がインフラ業界を目指すなら、数ある仕事の中でも水インフラ領域の維持管理(水マネジメント)がおすすめです。水は他のインフラ(電気・ガス・交通など)よりも代替が難しいライフラインであり、不況下でも予算が削られにくい傾向にあります。
また、他業界との共通点が多いバックオフィスや営業よりも、現場でインフラを守っているというやりがいを肌で感じやすいでしょう。
官民連携の推進により、施設の維持管理を民間企業に委託するケースが増えています。民間企業であればマニュアルや教育体制が比較的整っている傾向にあるため、未経験の文系出身者でも挑戦しやすい環境です。
ウォーターエージェンシー
プロになれる!
勤務地は全国39都道府県
ウォーターエージェンシー(WA)は、1953年の創業から70年以上にわたり水インフラ施設を維持管理してきた、日本の水インフラ業界を代表する企業です。同社による水インフラの維持管理事業である水マネジメントは、地域特性への対応や多種多様な施設と設備の管理に適応することができ、全国39都道府県で1,400か所の施設を運営しています。
また、WAでは文系理系不問の採用方針を掲げており、各種資格の取得サポートや、月間平均残業3.7時間、平均勤続年数21.0年と、未経験者でも長く安定して活躍できる環境づくりを行っています。
(https://water-agency.com/)
